これはアカンだろ・・・・
2013年11月15日 映画飛行機恐怖症で来日してくれない監督ラース・フォン・トリャー。
彼はヨーロッパにおいて、その芸術性と商業性を両立することを可能とし、自国の映画文化を発展させた業績がある。
しかし、その反面映画手法として“ドグマ95”またの名を“純潔の誓い”と呼ばれるキチガイじみた手法というか理念を確立したころから何やらおかしい・・・・
しかも、自作はそのどれもがその理念にのっとっていないという
何をやりたいのかまったくもって不明な監督である。
その映画つくりの基本理念も変わっており、“映画は常に靴の中にある小石”のような存在をめざしているという。
そんな監督の最新作が各所で物議を醸している。
その名も『Nymphomaniac』、色情狂!!
ストーリーはずばり、自身がニンフォマニアックだと自覚する女性の半生を綴るというもの。彼の最近の作の特徴である章仕立てでやけに美しい映像で、異常に生生しいセックスシーンを連続させるトンデモ映画だ。それもそのはず、この映画、なんとまさかの“本番”映画である。
映画の中のラブシーンは、時に俳優たちによって『あれはフェイクじゃないよ』とか後になってばらされるのだが、この作品ははじめから本番を謳っている。一応ハードコア版と通常版があって、ボディ吹替えらしいのだけど、ラースならば本気でやってる可能性がある。何せ『イディオッツ』という前科があるからだ。
そして、このたびリリースされた本作のポスターは全登場人物たちの“絶頂シーン”ww。これはアカン・・・
この映画が日本で公開されるのか不明だが、『ムカデ人間2』も『セルビアン・フィルム』も容認したんだ、きっとどこかで上映されるのであろう。ハードコア版はビデオスルーか限定イベント上映になるんだろうがね・・・・・
※彼がポルノを撮るにもちゃんとした理由があり、彼はヨーロッパにおいてその道の商業性と芸術性の融合に成功した革命児である。それはそれでなかなかすごいのだが、果たして本作は受け入れられるのだろうか・・・・。でも最悪『イディオッツ』ほどの反感をかうこともないだろうけど。
彼の諸作の雑感とそれぞれの秘話は今度追記予定。
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