特に何があったわけでもないのでさぼっていた。
最近観た映画。今年は現在のとこ120本ほど鑑賞。
■『MAMA』
ギレルモ・デル・トロは監督してない。
類似作品が多すぎるというか、日本のホラー元にしたんでないのって感じの作品。
ホラーにも関わらず、圧倒的に恐怖描写が貧弱で危機感もなければ焦燥感もない。
ドラマ部分は綺麗にまとまっているかもしれないが、何かしら予想外の展開というものを魅せて欲しかったな。
■『パニック・トレイン』
何故かわからない、ロシアの地下鉄パニック映画『メトロ42』と間違えたw
でも、そこそこ面白かった。
最後まで犯人の目的や正体をひた隠しにしたのがよかったかな。
やはりどんなに捻ろうとも、見えないものへの好奇心と恐怖に勝るものはない。
■『マラヴィータ』
久しぶりにリュック・ベッソン監督作を観た。
ちょっと尺が長かったなという印象。コメディ方面へのフレ幅がもっと大きくてもよかったはず。一年のうちにチラホラ見かけるマフィアコメディものとの差別化がなっていない。
■『エンダーのゲーム』⇒オススメ
原作がすきな者として色々思うところはあったのだが、長大な物語、そして重層の物語をうまくこの尺にまとめ且つ必要最低限作品のDNAを継いだ作品として完成させたのは見事。せっかく3Dの時代なのだから、もっとトレーニングシーンの見せ方を工夫して欲しかったなとは思う。
■『スノーピアサー』
"ノーリーズン"という仕掛けは、もっと勢いがあり且つ畳み掛ける展開がないと成り立たないのだと思う。
あと、その仕掛けが多すぎても観客は困るだけだ。アクションシーンの演出など光るところがあっただけに惜しい作品。
■『フィルス』⇒オススメ
予告ではマカヴォイ君がキメキメで粗野な行動をしまくり、とんでもない事態を巻き起こす的な作品だったはずだ。しかし、ふたを開けてみれば、自暴自棄になり現実逃避した主人公が自縄自縛の事態に陥る様をケレン味たっぷりに描いたどこか物悲しい物語であった。
彼には、ガンダムUCのこのセリフがぴったり
。「やりました・・・。やったんですよ!必死に!その結果がこれなんですよ!」
■『恋の渦』⇒オススメ
くっだらない会話劇ではある。しかし、この登場人物のどこかに自分の断片がある。
特に彼らのシチュエーションや人物像が、自分のまわりの人間や環境に近いわけでもないのに、あるあるwwと思わせてしまう不思議なリアルさが息づいた稀有な作品。
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